2015年10月18日日曜日

湖南ギターアンサンブル「さざなみコンサート」視聴記

10月17日、栗東芸術文化会館さきら中ホールで開かれた、湖南ギターアンサンブルの第20回「さざなみコンサート」にI氏と2人で出かけてきました。さすがにすばらしく、楽しいコンサートでした。

何より、演奏される方がどなたも年季を感じさせることです。数10年弾かれてきて、多くの曲の積上げの上に、今日の演奏がある、という「時間」を感じさせます。

第2は聴衆を楽しませる仕掛けが、特に変わったものではありませんが、定位置にちゃんと置いてあることです。「オリーブの首飾り」の中での手品、叩く楽器カホン、トライアングル、ハーモニカなどの登場、最後のアンコールで「上を向いて歩こう」を歌わせて終わる、などです。

第3は演奏者が自分が好きな曲を楽しんで弾いている様子が見えることです。これも往年の名奏者だからこそできる技でしょうか。イン・ザ・ムードで途中で終わったふりをする、など聴衆を巻き込んでの楽しみでしょう。フルートやマンドリンもとても効果的です。

第4は選曲が結構、ポピュラー系で親しみ易い構成だということです。プログラムや司会にもわかりやすい工夫があります。姿勢を正してF.ソルやF.カルリを聴く、というのとは違う場面づくりでした。またベースが1本加わっているのも演奏に厚みを増していました。

アンコールの手前まできっちり2時間。もう少し聴きたいという適度な時間です。感想は一言で言うなら「来年もまた来よう」。湖南のみなさん、ありがとうございました。

2015年10月12日月曜日

「ほっとコンサート」視聴記

10月12日(月・祝)午後2時から3時半までみのお市民活動センターで開催された「「ほっとコンサート~秋風にのせて~」を聴きに行ってきました。コンサートのチャレンジコーナーに高槻ギタークラブのメンバーが出演するので、クラブから3名が参加しました。
センターの2階のフレキシブルコーナーと言うフロアーに30名ぐらいの椅子が並べられていて、コーヒー等も有料で用意されていました。
最初のチャレンジコーナーに出演したメンバーは少し緊張していた様子でしたが、「月光」「愛のロマンス」「フリア・フロリダ」3曲を丁寧に演奏して、大きな拍手が起こりました。
ホールや会議室のような場所ではなく、すぐ目の前に演奏者がいて身近にギターの音色を聴ける機会はなかなかないのではないかと思います。
次に「アンサンブル24」という男性合唱団8人によるコーラスで歌曲などを朗々と歌われました。
同志社大学のグリークラブのメンバーが卒業後も集まって、コンサート等を開催されているとのことで、ユーモアたっぷりの司会と朗々とした声量がフロアに響き渡りました。
最後は会場の皆と一緒に「もみじ」を歌って、盛り上がりました。
今日のメインのゲストはギタリストの米坂隆弘さんとクラリネット奏者の上堂尚子さんの2重奏でした。
「リベルタンゴ」はクラリネットとギターの軽快さが合わさって、リズミカルな感じが伝わってきました。それ以外にも「想いの届く日」などが演奏されました。
1時間半という短い時間にもかかわらず盛りだくさんの内容で、気軽に参加できるというメリットもあり、ボランティアの方々による行き届いた進行で、観客を楽しませていました。