この演奏会プログラムによりますと「日本には1000を超えるマンドリンクラブが活動」だそうですが、柴田さんは「マンドリンはポピュラーではないマイナーな音楽」と言われその原因は「学ぶ楽しさが足りていない」とし、「知らなかった音楽や編成、上質な音楽を体験することが重要」と言われています。確かに指導的立場の方は向上のためそうお考えになるのは当然かもしれません。
マンドリンは大正琴ほどではないにせよ過去の楽器のように見られます。また「マンドリンクラブでギターパートです」と言うと8割は「マンドリンの伴奏してるんですね」と返ってきます。マンドリンとギターは取っつきやすい楽器です。まず「楽しむための楽しさが足りていない」のではないでしょうか。管弦オーケストラのクラシックや現代曲とは違う方向性、分野、階層、楽しみ方があるのではないかと常々思っています。
今回の演奏会は札幌のマンドリンアンサンブル"id"との共演で第三部は47名での大合奏でした。10月8日には北海道公演を予定されています。盛況を祈って会場を後にしました。
マンドリンオーケストラ・ギルド
http://mandolinguild.web.fc2.com/
Mandrin Ensemble "id"
http://idhomepage2015.wix.com/idmandolin