日本写真家協会創立65周年記念写真展の『日本の海岸線をゆく-日本人と海の文化』を観ました。高槻GCの細川さんが写真の出展とパネルトークに出られています。
写真展は京都市美術館で開催されています。日本の地方別に「海を畏れ海と共に生きる人々とその歴史」といった集約のしかたで地方ごとにまとめられています。東北地方はもちろん東日本大震災が主体です。この中で「防災庁舎」でしょうか、数十人の人々の生が失われる、まさにその瞬間の酷い映像があります。立ちすくすより他はありません。
近くのロームシアター京都で写真家11名によるパネルトークがありました。1人約10分程度,しかし写真家のお話を聞く機会はそうありませんのですばらしい場面でした。ナホトカ号遭難事故、リンホフの大判カメラ、フィルム時代、夕暮れの一刻一刻の変わるタイミング、2段アンダーで撮る、RAWで撮って加工する、シャッター速度を落としてブレの中に動きを収める、1年間の定点撮影、映像のコラージュ化、構図を決めてそこに住民のお年寄りが通りかかるのを待つ、などあらゆる方向からのお話がありました。
パネルトーク
京都市美術館 平安神宮の入口です
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