2013年4月29日月曜日

田中慎先生主催「春のギター発表会」視聴記

4月29日(月)午後1時半から大山崎町の天王山の麓にある「聴竹居」という、昭和の始めに建てられた名建築といわれる由緒ある建物で開催された発表会を聴きに行ってきました。JR山崎駅から坂を上った緑豊かな木々の間に建つ建物の庭には、緋毛氈が敷かれた床几などがおかれ、建物の内部を案内するボランティアの方が解説をされていました。
以前如是公民館で開催された講座の講師として、お話と演奏をされた田中慎先生の教室発表会ということで、昨年まで高槻ギタークラブに所属していたメンバーも出演するとのことで総勢11名のメンバーと参加しました。
第1部で演奏された中では「椿姫の主題による幻想曲」を演奏された方の巧まざるテクニックと表現力に圧倒されました。又、元メンバーの「アラビア風奇想曲」では相当頑張って練習された印象があり、さらに一段と上達された感じがしました。第3部の最後に女性5人による重奏があり80代ぐらいと思われる方も参加された中で、最後の曲目の「鉄腕アトム」を演奏された時には期せずして会場から手拍子が起こり、大いに盛り上がりました。緑に囲まれた静かな環境の中でのさわやかなひと時を満喫した1日でした。
なお5月の練習日の1回目が11日(土)午後1時半から、2回目が19日(日)午後1時半から、3回目が26日(日)午前9時半からに決まりましたので、お知らせします。

2013年4月8日月曜日

「武本英之コンサート」視聴記

4月6日(土)午後5時から大阪市の関目にあるクラシック・カフェ&あんさんぶるであった武本英之さんのコンサートに行ってきました。
当日は昼から暴風雨が予想されていましたが、それほど雨風も強くなく地下鉄の駅から途中道を尋ねながらたどり着きました。お店の中はこじんまりとして落ち着いた雰囲気でした。すでに顔なじみの方が何人か席に着いておられました。
武本さんは現在ロンドン在住で、これまでにも帰国された折には永田先生と毎年のように豊中のお好み工房「ほわっと」で演奏をされていました。今回も永田先生の企画で急遽コンサートが開催されることになったとのことです。沢山の曲を作曲されていますが、今回演奏された曲の中では特に「フォレスト・ゲイツ」という曲はギターのボディーを打楽器のように叩きながら演奏したり、口笛までも楽器として演奏の中に取り入れるという驚きの奏法でした。
「アルハンブラの思い出」を演奏された後、57歳で亡くなられたお義母さまに捧げられたという「ディア・マム」はハーモニックスとトレモロで演奏され、限りなく優しさに溢れた愛おしさが滲み出るような曲でした。
様々なテクニックを駆使した曲が次々に演奏されましたが、帰りの時間の都合で早めに失礼しましたが、きっと夜遅くまで饗宴が続いていたことでしょう。

2013年4月1日月曜日

「ノートルダム女学院中学校・高等学校オーケストラクラブ第18回定期演奏会」視聴記

3月31日(日)午後2時からびわ湖ホールで開催された「第18回ノートルダム女学院定期演奏会」を聴きに行ってきました。
滋賀県膳所にあるびわ湖ホールへはJRと京阪電車を乗り継いで約50分ほどですが、ちょうど沿線の桜が見ごろになっていました。
会場はびわ湖に面した広いロビーが気持ちよく、湖面には水鳥たちがプカプカと浮いていました。
本日出演する生徒は中学1年生から高校2年生までの80人で、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器などに分かれ全員が制服姿での演奏でした。
2曲目のNHKの大河ドラマ「篤姫」のメインテーマでは最初にティンパニーの音で始まり、太鼓の音が効果的に生かされドラマティックな演奏で盛り上がりました。
3曲目のオペレッタ「こうもり」より序曲ではウィンナー・ワルツの旋律が心地よく、貴族たちが優雅に踊るイメージが膨らみました。
最後の交響曲第9番ホ短調「新世界」よりでは全員が出演し、実に45分間の演奏が観客を魅了しました。
第2楽章からの「家路」のメロディーが何度も繰り返され、途中トライアングルのキラキラしたイメージがあり、やがて静かに終わります。
演奏終了後生徒代表の挨拶があり、部員たちのがんばりが観客の涙を誘っていました。
雄大なびわ湖のほとりで心地よい春のひと時を過ごしました。